村松 健太郎

村松 健太郎

略歴: 脳梗塞で死にかけ、今は杖片手に早めの余生。一応映画文筆屋。Web中心に村松健太郎の名前で書いてます。どうぞごひいきに。

近況: お一人でも映画館に行こうという気持ちになっていただけるように精一杯やらせていただきます。

サイト: https://www.instagram.com/kentaroumuramatsu_osonerampo/?hl=ja

村松 健太郎 さんの映画短評

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  • 遺書、公開。
    適材適所感バツグン
    ★★★★★

    新学期の頭に突如提示されたクラスの序列、その序列の一位の女子生徒が学校で自死を選ぶ。そして、クラスメイト全員に向けて遺書が教室に置かれる。彼女の想いを知ることができるのではないかと思い、各々が自分に宛てて書かれた遺書を公開していく。『賭ケグルイ』『東京リベンジャーズ』英勉監督による、テンション高めなティーンエイジ映画ということで期待通りの楽しさでした。クラスメイト全員に見せ場があるので2時間を越してしまいましたが、皆インパクトバツグンの顔芸を披露していて飽きさせません。特に?石あかりは最高でした。スタッフ・キャストのバツグンの適材適所感を感じられます。

  • 雪の花 −ともに在りて−
    人の良心への賛歌
    ★★★★

    江戸時代、疱瘡の猛威に対して必死に人々を助けようとする町医者の物語。「雨あがる」から「博士の愛した数式」「峠 最後のサムライ」などで人間の良心を信じる気持ちを映画に焼き付け続けてきた小泉堯史監督作品らしく、今回も良心的な人々の願いや努力は険しい道を歩みつつも最終的にはかなえられます。現実世界ではそんなにいい事、いい人たちばかりではないのではとうがってしまうところも無くはないですが、映画は人間の良心への賛歌となっていて、救いを感じます。松坂桃李は時代劇は巧くはまる人なのでこれからも時々やってくれると嬉しいですね。

  • アンダーニンジャ
    ヒロインが活きると格段に違う
    ★★★★★

    年跨ぎで2か月連続新作公開となる福田雄一監督作品。原作についての知識が多少ないととっつきにくい感もありましたが、福田組初参加となる浜辺美波のコメディの巧さもあって楽しく見ることができました。福田作品はヒロインが活きるかどうかでだいぶ見え方が変わってきますね。本筋に関係のないところのギャグパートについては賛否あるかと思います。ここで引っかかってしまって乗れなくなる人もいるかもしれません。クライマックスのアクションパートは山?賢人と山本千尋という動ける二人がぶつかり合うので、見ごたえありました。

  • サンセット・サンライズ
    コロナと震災と海の幸
    ★★★★

    東日本大震災とコロナ禍をまとめて描いた一品。震災に続いてコロナ禍も徐々に物語の題材となり始めました。非常事態宣言中の自粛生活期間を利用して三陸にプチ移住した男はそこに生きる人々との出会いから、東京にいては伺い知れない現地の人々の心持を知ることになります。とは言え、クドカン脚本なので基本はコメディで、要所要所で温かい笑いが起きる映画になっています。菅田将暉はもちろんヒロインの井上真央がとてもチャーミング。そして井上真央を見守り続ける”むさくるしい男たち”もとても素敵です。色々飲み込んでなお船を出し続ける中村雅俊も魅力的でした。

  • 室町無頼
    娯楽大活劇
    ★★★★

    『十一人の賊軍』を放ったばかりの東映がまたまた大作時代劇を仕掛けてきました。今まで一番格好良い大泉洋が見られるというのは、確かに間違いないですね。貫禄と軽さ、そして実は意外と高い身体能力が満遍なく発揮されています。ライバルの堤真一と共にとにかく華のある殺陣を披露し続けてくれます。この二人に挟まれる感じになった長尾謙杜も頑張っています。入江悠監督は本当に大きなエンタメ大作の達人になってきましたね。もちろんコンパクトな映画も魅力的ですが、こういう大きな映画もどんどん撮って欲しいところです。

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