ミニシアター特集 2002年2月12日 構成・今 祥枝 大作映画もいいけれど、うっかり見過ごしがちなミニシアターにも要チェック作はたくさんある! ということで、ミニシアター映画特集第2弾では、強烈な個性を放つオススメ作7本をご紹介。一見すると観る人を選ぶような内容だけど、そこには隠れた魅力がいっぱい。この機会に、新しい世界にチャレンジしてみよう! 『ジャック・ドゥミの少年期』『百一夜』で知られるフランスのベテラン、アニエス・ヴァルダ監督。彼女がミレーの名画「落穂拾い」から連想し、パリの街で落ちているものを拾う人々を取材したり、田舎でまだ落穂拾いをしているのかを確かめる旅に出るドキュメンタリー。 その妖しいまでの魅力ゆえか、母親の恋人に襲われ、小学校の時の教師とは訳アリという中学1年生の北サチ子。彼女の数奇な運命を、塩田明彦監督がフェティシズムに満ちた映像でつづる異色作。 沢田研二、松坂慶子、丹波哲郎が歌って踊る!? 次々と人が死んでいくペンションを舞台にした、鬼才・三池崇史監督による世にも珍妙なミュージカル。圧倒的に狂っている三池ワールドを堪能すべし!。 イランの俊英アボルファズル・ジャリリ監督の最新作。アフガニスタンとの国境に近いイランの町デルバラン。戦火を逃れてたった一人国境を越えてやってきた14歳の少年の姿を、ドキュメンタリータッチで淡々と描き出す。 ADVERTISEMENT