読者が選ぶイイ男 2002年9月2日 -FLiX本誌&サイト- 「イイ男」と一口に言っても、観点はさまざま。ただただ顔に見とれてしまう「イイ男」もいれば、迫真の演技に心を奪われる「イイ男」もいるし、一緒にいると楽しいだろうなあ、という和み系の「イイ男」もいる。そこで本誌では、それぞれのカテゴリーにおける「イイ男」選手権を実施。今回は本誌編集部と10人の女性ライターによるノミネート結果を発表し、読者からの投票を加えて最終的に真の「イイ男」が決定される。さあ、それぞれの推薦文を読んで、「これぞイイ男!」と思うスターに、あなたも清き一票を! 【御注意:9月20日をもって投票は終了しました。たくさんのメールありがとうございました。】 推薦文=池辺麻子、折田千鶴子、鹿田昌美、進藤雪路、杉嶋未来、冨永由紀、中西愛子、幕田千宏、丸山けいこ、山本知美 ワイルド系 ~野性味が魅力 45. ベニチオ・デル・トロ 美のラインを越えながら、これほどまでにワイルドでセクシーなスターがいるだろうか。殴られたような凄みある顔から溢れるラテン系フェロモン。さらに、ユーモラスにも、ふてぶてしくも、照れくさそうにもとれる曖昧な表情が彼を謎めかせる。この魅力で迫られたら、全世界の女性はコロリと参ってしまうだろう。(中) 44. ショーン・コネリー “007”現役の頃の肉食のぎらぎら感がうまい具合に削げ、50歳を過ぎた辺りからの彼の洒脱さといったらどうだろう。タフでスマートな感じは残しつつ、“枯れた”とは程遠い余裕たっぷりの茶目っ気が何とも言えずセクシー。男の魅力は厚い胸板ばかりじゃない、禿げた頭ですら色っぽいという熟年世代のお手本だ!(進) 43. ジョージ・クルーニー ドキドキするほどセクシー。こんな男がそばにいたら、もうどうにでもしてって気になってしまいそうなワイルドな魅力は、フェロモンのなせる業? ダンディでおおらかで、男くささに満ちているキャラクターにも、また惚れずにはいられない。プレイボーイでも、独身のままでもいい。私たちを楽しませてほしい。(丸) 42. ラッセル・クロウ 現在ではなかなか見られなくなった、「俺は俺」と自分を貫く姿がワイルドでかっこいい。男臭さを全身からプンプンと漂わせながらも、押し付けがましくない。暑苦しくない野性味が魅力だ。頭が良くて会話がうまく、誰もが彼に魅了されてしまう。「俺様」的な態度が時々皮肉られるが、自分に正直なだけなのだろう。(杉) 41. マーク・ウォルバーグ 『ブギー・ナイツ』から始まった快進撃は、その後の出演作を見てわかる通り。『パーフェクト・ストーム』『猿の惑星』で体力系ガテン科俳優の地位を確固たるものとした。無人島だろうがジャングルの奥地だろうが彼と一緒なら大丈夫! 女性をそんな気持ちにさせてしまうパーフェクト・ボディは、彼最大の強みだ。(山) 50. メル・ギブソン 元祖ワイルド系と言えば、メルをおいては語れない。『リーサル・ウェポン』シリーズくらいまでは、垢抜けなさが野性的な魅力にいい具合に作用していた。しかし年齢と共に洗練され、『ブレイブハート』では、40歳を目前にして気品ある筋肉隆々ぶりを披露。今でも野太い声と意志的な眉、そして筋肉も健在だ!(折) 49. ヴィゴ・モーテンセン 危険な匂いを漂わせ、女をたらし込むようなロクデナシを演じても、どこか気品を感じさせる彼。そんな相反する資質を併せ持つ彼にとって、『ロード・オブ・ザ・リング』の王の末裔アラゴルンはまさしくハマリ役だった。剣を振りかざし、敵をなぎ倒すその雄雄しい姿にもうメロメロ。守ってくれる男に女は弱いのだ。(幕) 48. ジョセフ・ファインズ 追う男を演じたら、右に出る者はなし。不倫相手でも、街で見かけた女性でも、あるいは兄であろうとも、地の果てまでも文字通り命がけで追い続ける。単なるストーカーではなく、相手も結構その気にさせているのがすごい。寡黙な野獣とでも形容したい、濃ゆ~い外見と、“情念まる出し”の視線のなせる業だろうか。(冨) 47. ヒュー・ジャックマン 野性的な魅力が持ち味だが、同じオージーのラッセルとはタイプが対極。白馬に乗った王子ならぬ貴公子を違和感なくこなせるのも、彼だからこそ。ワイルドなのに暑苦しくなく、汗臭くなく、とびきり爽やか。この一見矛盾する魅力を持つ彼の存在は絶対貴重。あえて演技派を狙わず、二枚目路線でいて欲しい!(池)せる業だろうか。(冨) 46.ガイ・ピアース 『メメント』の大ヒットの陰に彼の肉体美あり、と言っても過言ではない。あの美しい胸板にうっとりするあまり、刺青の謎解きなんて忘れそうになった女性も多いはず。美形で細身。なのに、そこはかとなく漂うワイルドさ。彼には笑顔より苦悩した顔が良く似合う。悲しげに斜め45度にうつむいた表情が最高にセクシー!(鹿) ADVERTISEMENT