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ラリーが夜警することになった自然史博物館には、古今東西、ロマンあふれる展示物が目白押し。でも、この博物館には、とっておきの秘密が隠されていた! 過去の偉人や野生動物、それに、太古の巨大遺跡など、昼間おとなしくしている展示物が、夜になると、あっちこっちで大騒ぎを繰り広げていたのだ。中には、教科書や事典には載っていない“意外な素顔”を見せるモノも。ここでは、そんな個性的な展示物を紹介しちゃいます。 |
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アメリカとスペインの間で起こった米西戦争において、指揮官を務めたことで名を馳せ、1901年に第26代目の合衆国大統領に就任。その任期中、ポーツマス条約の調停に尽力し、ノーベル平和賞を受賞した。生涯に30冊以上の本を書くなど、とても頭のきれる人物だったが、博物館に飾られた彼には、誰にも相談できない悩みがあった……。ちなみに、テディとは、彼の愛称。「テディベア」とは熊狩りが趣味の彼の愛称から名付けられ、世界中でクマのぬいぐるみをそう呼ぶようになった。 |
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ファラオとは、個人名ではなく、古代エジプト王朝の王を指す言葉。文字通りの意味は「大いなる家」で、紀元前1400年以降に使われるようになった。彼らは、神ホラスの生まれ変わりと信じられ、死後はミイラにされていた。劇中のファラオは、以前、イギリスの博物館に展示されていたので、古代エジプト人なのに、英語がペラペラ! |
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ローマ帝国の初代皇帝。皇帝の座に就いた際に、共和政の復興を掲げて、アウグストゥス(尊厳者)の称号を得た。暗殺された伯父のカエサルが夢見た平和な国作りを目指し、約40年にわたる“パックス・ロマーナ(ローマの平和)”を実現させたことで知られているが、劇中では、なぜか好戦的。隣にいる西部開拓時代の人々と戦争に!? |
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イタリア出身の探検家・商人。1492年に、当時のヨーロッパ人にとって未知だった新大陸(アメリカ)に到達した探検家。しかし、実際に彼が目指したのはインドであり、アメリカ大陸にたどり着いたのは、計算ミスのせいだった。当時からそこに暮らす先住民は、コロンブスの天然ボケによって、“インディアン”と呼ばれるはめに。劇中でラリーは、銅像の彼の名前をなかなか思い出せない。 |
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白亜紀に生息していた肉食恐竜で、全長は10メートル以上、体重はおよそ5~6トン。恐竜が絶滅する白亜紀末まで、最強の存在として食物連鎖のトップに君臨していた。が、この博物館に展示されていたティラノは、人間に遊んでもらうのが大好きな甘えん坊。今、一番のお気に入りは、骨を乗せたラジコンを追いかけること。 |
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中央、南アメリカに生息する、きわめて知能の高いサル。その愛らしいルックスで、現在はペットとしても大人気。でも、博物館に飾られた“デクスター”は、イタズラが大好きで、鍵束や防犯マニュアルを盗んでは、ラリーを困らせる。かみついてきたり、ビンタ攻撃を仕掛けてきたりと、人間も真っ青な武闘派モンキーなのだ! |
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ポカホンタスと並び有名なアメリカ先住民の女性。19世紀初期、当時は未開とされていた西部を旅する探検家のルイスとクラークと出会い、彼らのガイド兼通訳を務めた。赤ん坊を背負いながら、2年以上に渡る旅を成功させた功績は、今も語り継がれている。劇中でも、とても献身的な彼女は、大騒ぎの博物館で困り果てるラリーを手助けすることに。 |
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1861年に始まったアメリカ史上最大の内戦にして、世界初の“近代戦争”。おもに奴隷制度に対する意見の違いから北部と南部が激しくぶつかり合った。足かけ5年、両軍で60万以上の死者が出たこの戦争は、最終的に北軍が勝利し、奴隷制度は幕を閉じた。もちろん、真夜中の博物館では、戦争が続行中。果たして、今夜の勝者はどっちだ? |
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南太平洋の真ん中に位置するイースター島にある巨大な頭像。建設中に放置されたものも含め約1000体ある。この島に文化が発達していたことは間違いないが、いつごろ何の目的で作られたのかはまったく不明。博物館に置かれた一体は気さくな性格で、勤務初日のラリーにもなれなれしく話しかけてきた。なぜか、ガムをかむのが大好き。ちなみに、渋谷駅南口にあるのは“モアイ像”ではなく“モヤイ像”。 |
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エジプト神話に登場する死者を守るジャッカルの神。墓主に対する加護のシンボルでもあり、博物館では、ファラオが眠る部屋の入口に展示されている。ちなみに、死者の“防腐処理”を司る神様として知られていて、古代エジプトでは、ミイラ職人の守護神でもあった。彼らは仕事をするとき、ジャッカルの頭部をかたどったマスクをつけていたという説もある。 |
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