大脱走 (1963):映画短評
大脱走 (1963)勇気と希望の湧く脱走映画の金字塔
脱走をテーマにした映画は数あれども、これほどワクワクさせられる作品は他になかなかないだろう。物語は第二次世界大戦中のドイツで起きた実話。連合軍捕虜の脱走常習犯たちに手を焼くドイツ軍は、さらに警備の厳重な捕虜収容所を新設するものの、そうは問屋が卸すもんかと捕虜たちは大規模な脱走計画を実行に移す。たとえ成功する見込みが少なくとも挑戦することに価値がある、失敗したって諦めずにまた挑戦すればいい。そんな不屈の精神に支えられた男たちのドラマに悲壮感はなく、むしろ見る者に勇気と希望を与えてくれる。それにしても、ドイツの捕虜収容所は日本のそれと比べるとまるで天国ですな。(スターチャンネルにて放送)
この短評にはネタバレを含んでいます