MIND GAME マインド・ゲーム (2004):映画短評
MIND GAME マインド・ゲーム (2004)クジラに飲み込まれたような時代だからこそ観るべき!
天才・湯浅政明監督の劇場長編デビュー作。三池崇史監督作ばりのバイオレンスから、まさかの主人公の死。そこからの凄まじい運命(展開)に対し、「死んだ気になりゃ、何でもできる!」な生命力が漲りまくる。今田耕司、藤井隆ら、ちょっとした話題作りに思えた吉本芸人とのコラボも、とにかく絶妙。後の「アドベンチャー・タイム」に繋がるトリップ感や、「映像研には手を出すな!」に繋がる限界なき想像力など、“観るレッドブル”である。夏配信開始の次回作が「日本沈没2020」というタイミングもスゴすぎるが、まさに劇中のようにクジラに飲み込まれたような、この時代。とにかく全身で体感することによって、免疫力も高まるはず!
この短評にはネタバレを含んでいます