銀河ヒッチハイク・ガイド (2005):映画短評
銀河ヒッチハイク・ガイド (2005)地球消失コメディで英国流ユーモアを満喫!
英国流のすっトボケたユーモアが堪能できる05年作。地球がもうダメだから去ることにしたイルカたちが人類に感謝を歌う「さようなら、お魚をどうもありがとう」や、ガイドブックによる事物の説明を描くアニメとナレーションが、英国作家ダグラス・アダムスによる同名原作小説の雰囲気そのままの素晴らしさ。人間たちが出ている部分は煩わしく鬱陶しく、対照的に、人間以外のモノが登場している部分やアニメ部分がみな魅力的で笑えるのは、それがこの映画が伝えたいメッセージだからだろう。鬱体質のロボットの声がアラン・リックマン、フィヨルドを細かく刻むことを愛する地球創造者の一員がビル・ナイなど、キャスティングもナイス!
この短評にはネタバレを含んでいます