続・荒野の用心棒:映画短評
続・荒野の用心棒永遠不滅のマカロニ・ヒーローがデジタルリマスターで復活
タランティーノも敬愛するセルジオ・コルブッチ監督の代表作にして、永遠不滅のマカロニ・ヒーロー、ジャンゴの原点が、デジタル・リマスターで日本のスクリーンに帰ってくる。いやあ、やっぱり何度見ても最高だね!ご存じの通り、レオーネの『荒野の用心棒』とは一切関係なし。当時の配給会社が勝手に続編を名乗っただけだが、しかしこちらの方がビジュアル的には黒澤の『用心棒』に近いのが皮肉と言えば皮肉だ。このバイオレンス荒れ狂う、ペシミスティックな黙示録的世界観がたまらない。見たところ本編マスターは一昨年に海外でソフト化された4Kレストア版と同じだと思うが、恐らく劇場公開時より画質良いんじゃなかろうか。
この短評にはネタバレを含んでいます