らもトリップ (2012):作品情報
らもトリップ (2012)見どころ
執筆や演劇、音楽などのジャンルで縦横無尽に活躍し、2004年に亡くなった中島らもをテーマにドキュメンタリーとドラマで構成した異色作。ドラマは中島の短編「クロウリング・キング・スネイク」「微笑と唇のように結ばれて」「仔羊ドリー」の3作品からなるオムニバスで、ヘビ女、吸血鬼、クローン人間などが疎外感をもちながらも居場所を見つけ出す様子を映し出す。また、ドキュメンタリー部分は『SF サムライ・フィクション』の中野裕之が演出し、竹中直人や古田新太、大槻ケンヂなど多彩な面々がコメントを寄せる。破天荒ながらも優しさの見え隠れするエピソードやメッセージから、中島の希有(けう)な才能に改めて触れることができる。
あらすじ
友情と恋愛の板挟みになっている女子高生かなえ(小島藤子)。家ではニートの姉のぞみ(宮下ともみ)の体に変化が現われ、父の康祐(松尾貴史)から「成人すると女はヘビ女になる家系」であることを知らされる(『クロウリング・キング・スネイク』)。クローン人間が認可された近未来の日本。作家の藤原(勝村政信)は、似ても似つかないクローン(諏訪太朗)との生活を始めるが……(『仔羊ドリー』)。
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キャスト
スタッフ
映画詳細データ
- 製作国
- 日本
- 配給
-
- 東京芸術大学
- 技術
- カラー/16:9/5.1ch
- (テアトル新宿)