新しき土 (1937):作品情報
新しき土 (1937)見どころ
デビュー直後の16歳の原節子がヒロインを務め、日本で初めて外国との合作映画として製作された人間ドラマ。欧州から帰国したいいなずけの変化に気付き、絶望のあまり自殺しようとするヒロインの姿を描く。共演は、国際的に活躍した早川雪洲ら。巨匠アーノルド・ファンクと、伊丹十三の父で『赤西蠣太』などを監督した伊丹万作が、共同でメガホンを取る。富士山や京都など日本各地の風景、円谷英二による日本初の特殊撮影、山田耕筰の音楽、そして原のみずみずしい魅力など、見どころがたっぷり詰まった作品だ。
あらすじ
婚約者の光子(原節子)の待つ日本へ、欧州留学を終えた輝雄(小杉勇)がドイツ人女性ジャーナリストを伴って帰国する。光子とその父の巌(早川雪洲)に温かく迎えられた輝雄だったが、西洋の影響を受けた輝雄はいいなずけという慣習に反発を覚え始めていた。輝雄の変化に光子はショックを受け、ひとり婚礼衣装を胸に抱いて噴煙を上げる山を目指す。
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キャスト
スタッフ
映画詳細データ
- 製作国
- 日本/ドイツ
- 配給
-
- T&Kテレフィルム
- 技術
- 白黒/モノラル/スタンダード
- (東京都写真美術館ホール ほか)