つばさ:映画短評
つばさ90年以上を経ても色褪せない空中戦のド迫力
第1回アカデミー賞の作品賞を獲得、『西部戦線異状なし』と並ぶ戦争映画の古典的傑作。第一次世界大戦の欧州戦線に従軍した若き米軍戦闘機パイロットたちの友情と恋愛を描く。コメディタッチの青春ドラマ部分はさすがに古臭さが否めないものの、しかしエリアルショットを駆使した空中戦の迫力は圧巻!ウィリアム・A・ウェルマン監督自身が空軍パイロット出身で実戦経験も豊富だったため、戦闘機をどの角度から撮ればカッコいいのか、空中戦や空爆をどう見せれば迫力出るのか熟知している。操縦席にカメラを固定した墜落シーンの臨場感など、90年以上前の技術でどう撮ったのか?と感嘆せざるを得ない場面の連続だ。(レンタルあり)
この短評にはネタバレを含んでいます