ストリート・オブ・ファイヤー (1984):映画短評
ストリート・オブ・ファイヤー (1984)見る者のアドレナリンを刺激する「ロックンロールの神話」
『ウォリアーズ』でストリート・アクションとアメコミ的様式美を融合したウォルター・ヒル監督が、その寓話的な世界観を更にとことんまで追求した「ロックンロールの神話」。ロックの女王ダイアン・レインがウィレム・デフォー率いる暴走族集団に拉致され、彼女を救うため元恋人マイケル・パレが舞い戻る。ただそれだけの話なのだが、徹底的にスタイリッシュなビジュアルとクールで魅力的なキャラクターたち、そしてジム・スタインマンによるエモーショナルな挿入曲が見る者のアドレナリンを嫌でも刺激する。今やカルト映画として世界で愛される本作が劇場公開時、日本だけでヒットしたことを日本人は誇っていいだろう。(レンタルあり)
この短評にはネタバレを含んでいます