シャンティ デイズ 365日、幸せな呼吸 (2014):映画短評
シャンティ デイズ 365日、幸せな呼吸 (2014)門脇麦のコメディエンヌぶりが素晴らしい
女の友情+ヨガ+癒し=元気を貰えちゃいます、という、いかにもスールキートス印な女子向けほんわか自己啓発ムービー。勝ち組と負け組の対照的な女性同士がお互いの欠点を補い成長する物語は手垢まみれだし、潤滑剤的なオネエの親友やら悟りを授ける老人やらのサブキャラもベタにありがち。逆に言うと、そこがターゲット層にとっては安心要素なのかもしれない。
とりあえず感心したのは、ドジでKYで猪突猛進な東北弁丸出しの田舎娘を演じる門脇麦の絶妙なコメディエンヌぶり。ウザイけど憎めない愛らしさに十分すぎるくらい説得力がある。対する道端ジェシカも、多少のぎこちなさが残るとはいえ、感情表現も丁寧でなかなかの好演だ。
この短評にはネタバレを含んでいます