夢は牛のお医者さん (2014):映画短評
夢は牛のお医者さん (2014)初志貫徹!こんなカッコイイ女性見たことない
昨今、地方局発のドキュメンタリーが映画界に旋風を巻き起こしているが、またも秀作が生まれた。TeNYテレビ新潟が、小学校で牛を飼ったことをきっかけに獣医を目指した、高橋和美さんの26年間の記録だ。とはいえスタッフは当初、単なる子供の夢だと高をくくっていたようだ。しかし家計を鑑み、難関校を一発合格することを自分に課しながら夢に突き進んでいく和美さんに、“撮らされてしまった“というのが本音だろう。その生き様は、獣医界の浅田真央と呼びたいくらい。
ただ、感動を誘う編集の繋ぎ方や音楽の付け方は劇場で観ると説明過多に思える。エンディングにあの名曲を流さずも、十分、彼女のドラマだけで心震えますから。
この短評にはネタバレを含んでいます