ワイルド・ルーザー (2013):映画短評
ワイルド・ルーザー (2013)昔懐かしい正統的二番煎じ映画。
いつの間にか恐ろしくハードルの高い名シリーズと化してしまった『ワイルド・スピード』。アクション映画としての充実度はとても他では真似できないので、初心に帰るが如く(?)本家の一作目とほぼ同じ設定で(ま、ポール・ウォーカー役は警官ではなく追放されたプロ・レーサーだが)スペインで作られたストリート・レース映画。しかし難儀なのは肝心のレース・シーンにまるで迫力がないこと。もはや観るほうも普通じゃ満足できなくなっているのに、あまりにあっさりしていて拍子抜け。そのぶんグラマー女とマッチョ男のセックス・シーンはやけに濃厚だが……。しかも終盤の展開がやたらとヒドくて後味悪すぎ。英語吹替版なのも安さ倍増だ。
この短評にはネタバレを含んでいます