25 NIJYU-GO (2014):映画短評
25 NIJYU-GO (2014)Vシネ25周年を祝う賑やかなお祭り映画
ワケアリな大金を巡って、汚職刑事にヤクザ、チンピラ集団、中国マフィアらが激しい争奪戦を繰り広げる。
東映Vシネマ25周年記念ということで、主要キャラ25人、狙う現金も25億円。一筋縄ではいかないワルの揃った登場人物、ハードなバイオレンス&エロスと、Vシネらしいエグさを全面に出しつつ、軽妙なユーモアも交えた賑やかな作品に仕上がっている。中でも、強面な野郎どもを手玉に取るホステス高岡早紀の抜け目なさはある意味で痛快。
とはいえ、インドネシアの「ザ・レイド」シリーズをはじめ、近年のアジア映画における血みどろの暴力描写や神業的アクションに慣れてしまったせいか、いまひとつ刺激不足にも感じられる。
この短評にはネタバレを含んでいます