さまよう小指 (2014):映画短評
さまよう小指 (2014)謎の新鋭・竹葉リサのエクストリームな世界
メイクの濃いヤクザ(津田寛治)が切り落とした小指をびゅわーんと蹴飛ばした瞬間、本作に惚れた! そして『恋に至る病』『こっぱみじん』など片想い系の最強ヒロイン・我妻三輪子が、幼なじみのヤリチン男に恋するあまりクローン人間を作成するマッド女子をアニメキャラ的な動きで怪&快演!
監督はいろんな意味で謎の新鋭・竹葉リサ。ゆうばりファンタで一等賞に輝いただけあり、深作やトビー・フーパーなど「童貞男子か!」的な影響を詰めこみつつ、エキセントリックな発想力は規格外。一方、小物・小ネタへの異常なこだわりに「話しかけたらマズい」くらいの集中力を感じる。映画評論家・塩田時敏先輩のビザールな怪演にも注目!
この短評にはネタバレを含んでいます