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くるみ割り人形 (2014):映画短評

くるみ割り人形 (2014)

2014年11月29日公開 80分

くるみ割り人形
(C) 1979,2014 SANRIO CO.,LTD.TOKYO,JAPAN
なかざわひでゆき

オリジナルの魅力を最大限に引き出した3Dバージョン

なかざわひでゆき 評価: ★★★★★ ★★★★★

 35年前に製作された同名人形アニメの3Dバージョン。とはいっても、ただそのままの3D化ではなく、再編集した上にCG効果や追加シーンを挿入し、声優や音楽も一新。オリジナル版でやけに浮いていた実写バレエやタレント声優の持ちネタを使ったギャグを一掃したこともあり、より統一感のある作品に仕上がったように思う。
 ジョージ・パルのパペトゥーンやランキン&バスの作品を彷彿とさせる、ドリーミーでレトロ・ポップなデザインは全く古びておらず、コマ撮りならではの手作りの温もりもまた心地よい。東欧アニメ的なダーク・ファンタジーの要素もしっかりと残しており、変に“カワイイ”を強調しすぎなかった点も好印象だ。

この短評にはネタバレを含んでいます
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