さらば あぶない刑事 (2015):映画短評
さらば あぶない刑事 (2015)ラストにふさわしいファン感謝祭!
“日本版「マイアミ・バイス」”として始まったTVシリーズから30年経っても、何も変わらないのが「あぶ刑事」の魅力。相変わらずコスプレ愛が止まらない薫に、トロい動物呼ばわりの透。定年組ナカさん、パパさんのその後など、ファンが見たい小ネタの出血大サービス。しかも、かなり消化不良だった前作の反省も踏まえてか、最強スタッフが宿敵・銀星会の残党の死から始まるストーリーなど、ラストにふさわしい展開を用意。おまけに、シンバルキックで慣らした格闘アクションを繰り出す、吉川晃司演じる最凶の悪役が魅力的だ。自虐ネタに走りながら、2016年のブッチとサンダンスと化す、タカ&ユージ最後のショータイムを見届けるべし!
この短評にはネタバレを含んでいます