BORUTO -NARUTO THE MOVIE- (2015):映画短評
BORUTO -NARUTO THE MOVIE- (2015)一見さん大歓迎な、次世代の物語
ナルトとヒナタをくっつけるためだけに、かなりムチャな展開だった前作『THE LAST』の悪評を払拭するためか、ついに原作者・岸本斉史が脚本に参加。忍の才能を受け継いだ息子・ボルトを始めとする、次世代の物語になっており、一見さん大歓迎といったところ。前作の反省も踏まえて、サスケの役回りやら、最後の最後で明らかになる仲間・ミツキの正体やら、ファンサービス満載だが、これまで以上に師弟や家族の絆が描かれることに賛否が分かれるかもしれない。ただ、七代目火影として日々仕事に追われる一方、反抗期の息子の言動に頭を抱える父・ナルトの姿に、世の父親たちは共感間違いなし。『バケモノの子』と見比べるのも一興だ。
この短評にはネタバレを含んでいます