Re:LIFE~リライフ~ (2014):映画短評
Re:LIFE~リライフ~ (2014)ヒュー・グラントはやっぱりロマコメの帝王だった!
二人の女性に3人の婚外子を生ませるなど私生活では大暴れのヒューだが、ロマコメで女性観客のハートをとろけさせる魅力は健在。彼が演じるワンヒット・ワンダーの脚本家キースのキャラ設定がうまい。緩い下半身も含めてダメな割に自身を客観視するシニカルさも持ち合わせていて、飄々とした人生観で心の傷を隠す憎みきれないあんちくしょう的なキャラを演じさせたらヒューの独壇場だ! キースが地方大学の講師職を得たあとの展開は想定内だが、学科長やシェイクスピアおたくの同僚はじめ「こういう子、いる」と思わせる大学生とキースの交流で笑わせる。脚本執筆の授業では映画トリビアも使われているし、映画ファンは絶対に楽しめる快作。
この短評にはネタバレを含んでいます