ADVERTISEMENT
どなたでもご覧になれます

デスノート Light up the NEW world (2016):映画短評

デスノート Light up the NEW world (2016)

2016年10月29日公開 135分

デスノート Light up the NEW world
(C) 大場つぐみ・小畑健/集英社 (C) 2016「DEATH NOTE」FILM PARTNERS
平沢 薫

ひょっとこのお面の形が物語を象徴している

平沢 薫 評価: ★★★★★ ★★★★★

 新たな"ひょっとこ"のお面の造形が強烈。このアイテムは、本作の宣伝初期から登場し、第一印象を決定づけたもの。もともと"ひょっとこ"のお面は、前作でLがキラに顔を隠すために被ったアイテム。その面の表情は愉快で、色は明るいピンク系、和紙細工の質感で、シリアスなテイスト中の異質なアイテムだった。が、本作のお面は全く違う。前作の事件の10年後、Lの後継者が被る面の表情は禍々しく、色は黒と銀で、ビニールの質感。テイストが、Lの面とは真逆の方向を向いている。それは主人公たちが向いている方向と同じ。前作の2人は世界を見ていたが、本作の3人は自分の内側を見ている。この面の変形ぶりが、それを象徴している。

この短評にはネタバレを含んでいます
ADVERTISEMENT

人気の記事

ADVERTISEMENT

話題の動画

ADVERTISEMENT

最新の映画短評

ADVERTISEMENT