超高速!参勤交代 リターンズ (2016):映画短評
超高速!参勤交代 リターンズ (2016)チャンバラ活劇の面白さを増した大衆向け娯楽時代劇第2弾
行きがあれば帰りがある。参勤があれば交代がある。ってことで、前作から一ヶ月後、参勤を終えて故郷へ戻ろうとした湯長谷藩一行の行く手に、復讐に燃える幕府老中の恐るべき策略とお家存亡の危機が待ち受ける。
いかにして妨害をかわしながら最短時間で目的地へ到着するか?という基本コンセプトは前作と一緒だが、今回は柳生忍者軍団に幕府軍と行く手を阻む敵もパワーアップし、チャンバラ活劇としての面白さは前作以上だ。
弱小田舎大名の意地と誇り、庶民との身分を越えた信頼関係を通して描かれる、反権力のメッセージと人情喜劇の魅力も健在。大衆向け娯楽時代劇の醍醐味を存分に味わえる。
この短評にはネタバレを含んでいます