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映画クレヨンしんちゃん 爆睡!ユメミーワールド大突撃 (2016):映画短評

映画クレヨンしんちゃん 爆睡!ユメミーワールド大突撃 (2016)

2016年4月16日公開 97分

映画クレヨンしんちゃん 爆睡!ユメミーワールド大突撃
(C) 臼井儀人/双葉社・シンエイ・テレビ朝日・ADK 2016
くれい響

ミシェル・ゴンドリー風味で味付けした青春映画

くれい響 評価: ★★★★★ ★★★★★

一昨年の『ロボとーちゃん』に続き、高橋渉監督がまたやった! 今回のテーマはカスカベ防衛隊とゴスロリなヒロインの青春。ネネちゃんとの女の友情に、みさえが絡む斬新な展開は泣かせるが、ネタがネタだけにミシェル・ゴンドリー風味強し。引っ張り続ける城咲仁に、出オチで終わらないとにかく明るい安村に続き、明らかに「連想ゲーム」のセットにしか見えない廃墟から「久美子―!」の絶叫とともに登場する“あの人”の暴走! 『マインド・ゲーム』の鯨を思い出すサイケな夢魚など、今回不在な湯浅政明のテイストも随所にみられるが、それも含めて映画『クレしん』。ゲスの代役を務めたケツメイシの主題歌も、恐ろしいほどハマり過ぎ。

この短評にはネタバレを含んでいます
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