火 Hee (2016):作品情報
火 Hee (2016)見どころ
「土の中の子供」で第133回芥川賞に輝き、「掏摸(スリ)」「教団X」などの話題作を放ち続ける作家・中村文則の短編を基にしたサスペンス。エレベーターで遭遇した女性を妄想の中で問診する精神科医が、虚構の対話を続けていくうちに思わぬ事態にのみ込まれる。数々の出演作を誇る桃井かおりが監督・脚本・主演を務め、『この国の空』などの奥山和由がエグゼクティブプロデューサーとして参加。狂気とあやしさを秘めるヒロインにふんした桃井の力演に引き込まれる。
あらすじ
アメリカのクリニックで働く精神科医・真田は、家族とショッピングに出掛けた際に乗り込んだエレベーターでひとりの女(桃井かおり)と出くわす。耳にした彼女の声が頭から離れず、彼はクリニックで女を問診している妄想を始める。火事で両親が他界し、学校ではいじめに遭い、結婚した相手に浮気され、離婚後はアメリカで売春婦をしながら借金に追われるという身の上話をする女。それを聞きながら真田は、彼女が相対してきた男と自身を重ね合わせる。そして女の話は、どんどん異様なものになっていき……。
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映画詳細データ
- 製作国
- 日本
- 配給・製作会社
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- KATSU-do
- 製作会社
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- 吉本興業
- ピーチウェル・フィルムズ
- 技術
- カラー
- (シアター・イメージフォーラムほか)
- リンク
- 公式サイト