過激派オペラ (2016):映画短評
過激派オペラ (2016)女が放つエロを見よ! 女優陣み〜んなを褒めてあげたい!
常々思ってた。
男性監督は細身で生活感が滲み出ている女体がお好き。それでムラッとくるのか?と。
対して本作はピッチピチのムッチムチ。
コレでしょ。本能を刺激するのは。
その女優陣の弾ける肉体がエロいだけでなく、
演劇に恋にと、愚直に走る主人公たちの初期衝動を見事に表現している。
壁ドン時代の真逆をゆく、これぞ”性春”。
江本純子は長編初監督。
演劇界からの参入で、並の新人なら気負った作品を取りがち。
だが恥も外聞も多少の荒さも構わず、
むしろそれを”勢い”という魅力に変えた。
主宰する毛皮族の芝居より分かりやすく、
そのバランス感覚は意外にエンタメ向きかも。
映画界でも暴れて欲しい逸材。
この短評にはネタバレを含んでいます