アングリースクワッド 公務員と7人の詐欺師 (2024):映画短評
アングリースクワッド 公務員と7人の詐欺師 (2024)思いっきりスカッとする和製ケイパームービーの快作
真面目だけが取り柄の地味で冴えない税務署員のオジサンが、ひょんなことからイケメンの若き天才詐欺師やその仲間たちとタッグを組み、公権力とグルになって私利私欲を貪る脱税王から10億円を巻き上げんとする。裏金だなんだと狡賢い奴らばかりが得をする現代日本の不条理な世相を背景に、落ちこぼれ&はみ出し者の集団がリッチな悪徳実業家の鼻を明かすという痛快ケイパームービー。オリジナルは韓国ドラマ『元カレは天才詐欺師 38師機動隊』だが、日本版独自の仕掛けを含むアレンジがしっかりと施されており、最後の最後まで目の離せないドキドキハラハラの娯楽映画に仕上がっている。この手のジャンルが苦手な邦画としては大健闘だ。
この短評にはネタバレを含んでいます