アメリカン・スリープオーバー (2010):映画短評
アメリカン・スリープオーバー (2010)『モスラ』のバッタもん「モスキータ」、日本襲来!
青春の甘酸っぱさと危うさは変わらず、『イット・フォローズ』からホラー要素を抜いたようなデビット・ロバート・ミッチェル監督のデビュー作。時代設定はないが、74年生の監督だけに、VHSテープとCD文化、ケータイどころかコードレス電話もないThat`s 90‘な世界観。そんななか“Back to School”な時期に観る、スプリンクラーや流れ星、ウォータースライダーなどの決めカットは、何ともいえない気分に…。また、『モスラ』のバッタもん「モスキータ」で小美人萌えし、高校時代の双子を探す大学生や、スーパーでひとめ惚れしたパツキン美女を探す童貞など、香港映画でいう“追女仔”モノとして観るのも興味深い。
この短評にはネタバレを含んでいます