TOMORROW パーマネントライフを探して (2015):映画短評
TOMORROW パーマネントライフを探して (2015)地球のために個人単位でできることがあるのです
妊娠中に友人の監督シリル・ディオンから“人類絶命の恐れ”を聞かされたメラニー・ロランと仲間が未来の子どものために解決策を探す旅に出るドキュメンタリーは大傑作。農業、エネルギー、経済など5つの章立てで世界各国で行われている素敵な取り組みが紹介される。どれも政府主導ではなく、「私でもできそう」と思わせる解決法で、恐ろし気に警鐘を鳴らすよりももっと効果的に思える。環境問題には経済が絡むし、さらには法制度や憲法も絡むわけで、多角的な視点で人類の営みを見つめる構成が教育的でためになった。世界中の人が見るべき映画だが、まず東京オリンピックをエコに運営と言っている組織委員会の人は必見でしょうね。
この短評にはネタバレを含んでいます