天使のいる図書館 (2017):映画短評
天使のいる図書館 (2017)ガチでアニメキャラな小芝風花がスゴい!
いきなり、ヘルメット&メガネ姿で登場する小芝風花。得意分野に関してはロボットのようにとめどなく喋り続け、実家の手伝いで巫女姿を披露し、弁当箱にうどんを詰めるこだわりを持つなど、そのコミュ障かつオタク気質は、アニメのドジっ子キャラまんま。代表作『魔女の宅急便』と比にならないほど、スクリーンの中での彼女の輝き方はハンパない。それだけでも、ウエダアツシ監督の抜擢は正解だろう。前作『桜ノ雨』に続いて美しい桜のカットや、『ベルリン・天使の詩』~『シティ・オブ・エンジェル』のオマージュなどもあるほか、一見ミスマッチな狗飼恭子の脚本との相性の良さなどから、奈良県葛城地域のご当地映画としての枠は超えている。
この短評にはネタバレを含んでいます