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くも漫。 (2016):映画短評

くも漫。 (2016)

2017年2月4日公開 90分

くも漫。
(C) クリエイティブネクサス
くれい響

笑うに笑えない高度な医療コメディ

くれい響 評価: ★★★★★ ★★★★★

くも膜下出血再発の恐怖を抱えながらベットで過ごす2週間+αを、“病院あるある”を挟みつつ描いた本作。ギリギリの設定ながら、バットをフルスウィングしながら、死神ばりに忍び寄る“くもマン”の存在感や、脳みそ夫と沖ちづるが兄妹を演じる異業種キャスティング、Gentle Forest Jazz Bandが奏でる音楽の効果もあり、かなり高度な医療コメディに仕上がっている。一般病棟に移るまで、笑うに笑えないシーンが続くが、箱ヘルで消えた靴に対して、異常なこだわりを示す親戚の見舞いシーンは爆笑必至。ただ、相部屋患者役の坂田聡(祝!ジョビジョバ復活)はまだしも、女神と化した柳英里紗の出番が少ないのは残念だ。

この短評にはネタバレを含んでいます
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