虹色デイズ (2018):映画短評
虹色デイズ (2018)決して恋愛だけじゃない高校生活
キーワードは「高校生活は恋愛だけじゃない」。17歳の特権を掲げながら、自身の進路や将来をしっかり考える姿も捉えるあたり、男目線からも好感が持てる。あの『君に届け』も手掛けた根津理香とともに、飯塚健監督も脚本に参加。男子4人のキラキラ映画としての軸はブレずに、野郎ならではのわちゃわちゃ感や小気味良い会話のテンポなど、「REPLAY&DESTROY」や『榎田貿易堂』に通じる監督のテイストもしっかり出ている。そんな絶妙なバランスが心地良いなか、カルテット主演の芸歴の長い3人はもちろん、いちばんオクテ役の佐野玲於も健闘。彼らのファン以外も楽しめる拾いモノに仕上がっている。
この短評にはネタバレを含んでいます