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走れ!T校バスケット部 (2018):映画短評

走れ!T校バスケット部 (2018)

2018年11月3日公開 115分

走れ!T校バスケット部
(C) 2018「走れ!T校バスケット部」製作委員会
くれい響

若手俳優の見本市としては見応えアリ

くれい響 評価: ★★★★★ ★★★★★

キラキラな原作に何の愛情もなく、凡作にしてしまう古澤健監督案件。今回も宗教映画のような描写だったり、明らかにお荷物なビビりの巨漢部員の扱いなど、お粗末な部分も目立つが、『帝一の国』では同級生だった志尊淳、竹内涼真らをはじめ、若手俳優が放つ魅力と熱量がしっかりフォロー。ただ、主人公のトラウマになるほどのイジメが大きなテーマになっているだけに、チームメイトとの友情や絆にポイントを絞っており、必殺技も最強のライバルも出てこない。それゆえ、スポ根映画として、モノ足りなさも感じるだろう。主題歌が同じGReeeeNながら、『ROOKIES』と対局にあるライトな爽やかさも、どこか今っぽい。

この短評にはネタバレを含んでいます
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