ねことじいちゃん (2018):映画短評
ねことじいちゃん (2018)世知辛い時代だから、ほわほわっとした気分になりたいよね
見るだけで心が温かくなる岩合光昭さんの動物写真が大好きなので、監督作と聞くだけでワクワク感マックス。その期待は裏切られず、冒頭から主役のひとりタマを演じるベーコンの姿にきゅ〜ん。ネコってこんなに上手に演技できるんですね。ハンドラーとの信頼関係なのか? いや、びっくり。ネコにぐ〜っと寄る映像が素晴らしい。意外な展開はないけれど見ていて納得の人間ドラマと、合間に挟まれるネコの物語のバランスもよくて高感度大。登場するのは共感度が高いキャラクターばかりで、個人的に「わかる!」となったのが葉山奨之演じる郵便局員クン。大好きな猫に敬遠されても諦めずに仲良くなろうとトライする姿に我が身を重ねてしまった。
この短評にはネタバレを含んでいます