赤毛のアン 初恋 (2017):映画短評
赤毛のアン 初恋 (2017)1作目よりも見応えがある『赤毛のアン』第2弾
エラ・バレンタイン主演の『赤毛のアン』3部作の第2弾。微妙な年頃を迎えたアンと親友ダイアナの賑やかで楽しい友情、学校の男子生徒ギルバートに対する異性としての意識の芽生えを主軸にしつつ、のどかで美しいアヴォンリーの平和な日常が瑞々しタッチで綴られていく。
前作同様にハイビジョン撮影のテレビ映画ゆえ、フィルムで撮っていればもっとカナダの大自然を風情豊かに収めることが出来たろうに…とも思うのだが、しかし前作に比べると脚本の密度が濃くて人間ドラマにも奥行きがある。なによりも、アンの繊細な心の揺れ動きが丁寧に描かれているのは嬉しい。確実に1作目よりも見応えがある。
この短評にはネタバレを含んでいます