オペレーション:レッド・シー (2018):映画短評
オペレーション:レッド・シー (2018)143分間、リミッター外れっぱなし!
生粋のミリオタであるダンテ・ラム監督に、「プロパガンダ映画やけど、中国海軍、好きに使ってええよ」と言ったら、ホントにやりたい放題やってしまった怪作。マイケル・ベイが撮った『13時間 ベンガジの秘密の兵士』に、ポール・グリーングラス風演出も入るなか、全編『戦狼 ウルフ・オブ・ウォー』への敵視が剥き出しで、「向こうが戦車1台なら、こっちは3台!」な狂ったノリで、常にリミッター外れっぱなし! 『激戦 ハート・オブ・ファイト』を撮った監督とは思えないほどのドラマの薄っぺらさに唖然とさせられるが、「強者は無敵」「中国人を救う」だけで、ブッちぎる143分は、見世物としては一見の価値アリ。
この短評にはネタバレを含んでいます