アンセイン ~狂気の真実~ (2018):映画短評
アンセイン ~狂気の真実~ (2018)iPhoneで撮影されたということには感心
主人公は本当にストーカーにつきまとわれているのか、それともすべては彼女の幻想なのか。そんなところから映画は始まり、保険制度の悪用について触れられるあたりまでは、なかなかおもしろい。だが、その後の展開は、どんどんリアリティから離れていく。いくらB級映画とは言っても、もう少し信憑性があってほしかった。そんな中でも感心させられるのは、これが全編iPhoneで撮影されたという事実と、クレア・フォイの演技力。こういう実験をするところはソダーバーグらしいし、フォイはやはり今、一番注目の女優であると再確認した。
この短評にはネタバレを含んでいます