The King and I 王様と私 (2018):映画短評
The King and I 王様と私 (2018)渡辺謙&ケリー・オハラのコンビよ、永遠に!
ケリー・オハラの超絶パフォーマンスと、二の腕の筋肉からたゆまぬ努力が窺い知れる本作。
さらに主演2人とチャン夫人役のルーシー・アン・マイルズの本作からの卒業が発表されてお宝度UP。
舞台の映像化が定番となった今日に感謝しきり。
当初は人種&女性差別が問題視されたが、再演の度に微細を修正。
特にロンドン公演はケリーとルーシー、タプティム役のナヨン・チョンという実力派が揃い、
過酷な状況下でも凛として生きる女性の姿を浮かび上がらせた。
現代の女性たちへのエールが込められているのだろう。
そして渡辺をはじめアジア系キャストの活躍に、”西洋と東洋の相互理解”というテーマがより心に深く染み入るのだ。
この短評にはネタバレを含んでいます