エア・ストライク (2018):映画短評
エア・ストライク (2018)中国マネーから生まれたトンデモ戦争大作!
ファン・ビンビンの脱税騒動で、中国大陸で上映中止になった、いわくつきの戦争大作。実質の主演は航空兵役のリウ・イエとソン・スンホンで、同僚(ニコラス・ツェー!)の死を機に、ロードムービーやらロマンスありのトンデモ展開に突入。で、当初トム・ハンクスが予定されたブルース・ウィリスの司令官といえば、麻雀にパーティ、葉巻くわえて自機を操縦する、お気楽キャラで、チョイ役看護婦の愛娘ルーマー・ウィリスをゴリ押し! さらに、美術コンサルタントにメル・ギブソンを招聘し、“血が流れない”地獄絵図を演出するなど、ムダに豪華。96分、エンタメ色強めな国策映画で、全編英語なのも異様な雰囲気を醸し出す。
この短評にはネタバレを含んでいます