アルテミスと妖精の身代金 (2020):映画短評
アルテミスと妖精の身代金 (2020)テンポは快調。妖精ファンタジーでもブラナーの演出は余裕
地球の地下深くにある妖精の国。「妖精」と一言でまとめても、トロール、ドワーフ、ゴブリンなど多様な世界で、「スター・ウォーズ」「ハリポタ」など多種族ワールドが好きな人には心躍るシチュエーション。
壮大なアクション場面に、オペラの名曲を使い、しかもその内容でさりげなく作品のテーマを伝えたりして、ファミリー向け大作を手がけてもケネス・ブラナー監督のセンスに揺らぎはない。
アイルランドらしい神話ムードに、日本の武道まで登場し、盛りだくさんの設定とドラマながら、実質の長さは90分なのでテンポが良すぎると感じるか、駆け足と感じるかは人それぞれだが、種族を超え「共生」へ向かうスムーズな流れで後味は清々しい。
この短評にはネタバレを含んでいます