都会のトム&ソーヤ (2020):映画短評
都会のトム&ソーヤ (2020)昭和な香りも漂う少年少女向け夏休みアドベンチャー映画
平凡な少年・内藤内人(ないと)とエリート御曹司の竜王創也(そーや)の中学生コンビが、謎の天才ゲーム・クリエイターによる新作ゲーム「エリアZ」に参加し、パンデミックの拡大する街を6時間以内に救うというミッションに挑む。ローティーン・キッズ向けのジュブナイルなミステリー・アドベンチャー。ゲームはゲームでも手作り感覚満載の超アナログなリアルRPGで、CGを多用したハリウッド産アドベンチャー映画とは比べるべくもないが、なんというか昭和の少年少女向け夏休み映画みたいな素朴さが懐かしいと言えば懐かしい。正義感の強い内人と合理的な創也が、互いに意見をぶつけ合いながらも友情を深めていく過程も微笑ましい。
この短評にはネタバレを含んでいます