KIN/キン (2018):映画短評
KIN/キン (2018)SF x 兄弟愛 x ロードムービーの面白さ
少年が偶然手にした奇妙な武器をめぐるSFサスペンス、かつ、刑務所から出所したばかりのちょっと困り者だが憎めない兄と、まだ14歳なのにしっかり者だけど実は兄が大好きな弟が、ある事情から旅に出なくてはならなくなるロードムービーの雰囲気がいい。
監督兄弟の長編第1作なのにジャック・レイナー、ゾーイ・クラヴィッツ、ジェームズ・フランコらキャストが豪華なのは、製作にも参加している「ブラックパンサー」のマイケル・B・ジョーダンの力か。大きな風景が端正な撮影は「スイス・アーミー・マン」のラーキン・サイプル。音楽はモグワイだが、モグワイっぽい音はエンディングくらいで、他は物語によく馴染んでる。
この短評にはネタバレを含んでいます