癒しのこころみ~自分を好きになる方法~ (2020):映画短評
癒しのこころみ~自分を好きになる方法~ (2020)人を癒し、自身も癒されるヒロインが健気ないい話
ブラック上司にいじめられて退社した女性の成長物語で、予想通りの展開。想定外の出来事に弱い、今どきの若者向けのドラマだろう。登場人物も冒頭の上司以外はいい人ばかりで、ほっこりする逸話や鼻の奥がツンとする瞬間が満載。松井愛莉が演じるヒロインが先輩に鍛えられるのではなく、メンター的な存在の言葉で成長するのも平成っぽい。松井は非常に頑張っているし、健気な感じで応援したくなる。いい話だし。一方、気になったのがメンター役の藤原紀香! 水素水を愛飲し、スピリチュアルなイメージが強い彼女の胡散臭さは映画のテーマに合っているようで、実際はマイナス。セラピストという職業の信頼度が失われそう。
この短評にはネタバレを含んでいます