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ブラッドショット (2020):映画短評

ブラッドショット (2020)

2020年5月29日公開 109分

ブラッドショット
(C) 2020 Columbia Pictures Industries, Inc., Bona Film Investment Company (Pacific Rim, USA) and Cross Creek Bloodshot Holdings, LLC. All Rights Reserved.
くれい響

『ワイスピ』公開延期の悲しみを癒してくれる一本!

くれい響 評価: ★★★★★ ★★★★★

『ジョン・ウィック』監督コンビが降板し、雲行きアヤしい雰囲気を醸し出していたヴァリアント・コミックスの映画化だが、そこは“ヴィン・ディーゼル版『アップグレード』”として、しっかり確立。不死身の肉体を手に入れた無双感に加え、トーキング・ヘッズ「サイコ・キラー」の絶妙な使い方など、ちょいと捻ったB級SFアクションとして興味深い仕上がりに。“記憶”がテーマだけに、ガイ・ピアースを暴走博士にキャスティングする巧さに加え、エイザ・ゴンザレスのヒロインが魅力的。彼女の“レティ感”やラストの夕焼けなど、やたら『ワイスピ』臭漂うカットもあり、新作公開が延期された悲しみを癒してくれる一本といえる。 

この短評にはネタバレを含んでいます
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