GOGO(ゴゴ) 94歳の小学生 (2019):映画短評
GOGO(ゴゴ) 94歳の小学生 (2019)人生100年時代、学ぶのに遅すぎることはないのね
牛の世話や家事に追われて無学のまま94歳になった老女GOGOが学びの大切さを教えてくれる。ひ孫の手本になろうと思ったのが小学校入学のきっかけのようだが、助産婦であるGOGOが妊娠して退学した少女に復学を進める姿が印象的だ。本人にはその意識はないだろうが、フェミニスト的な側面が浮かび上がる。女性の権利を長らく認められなかった時代を体験したGOGOが身をもって学んだ教えだろう。智は力なり! 高齢ゆえに勉強がうまくいかない時もあるが、子どもに囲まれての初めての学校生活を満喫するGOGOの前向きさが周囲を触発し、親友を巻き込む展開が微笑ましい
この短評にはネタバレを含んでいます