モンテッソーリ 子どもの家 (2017):映画短評
モンテッソーリ 子どもの家 (2017)子供たちから学べ!
筆者のようにモンテッソーリ教育を知らずとも、本作は多くの”気付き”を与えてくれるに違いない。特に私たちは子供と接する時、「子供には無理」とか「子供のくせに」という偏見の言葉と共に彼らの行動を制限しがち。自分が子供だった時、そうやって大人に干渉されるのがイヤだったことをすっかり忘れて。だが本作の先生は、とことん見守る。ここでは子供が火も包丁も陶器も使うが、扱い方は自分で学ぶ。出来なければ、年長者が手助けすることもある。子供の可能性を信じた先にある光景の眩しいこと! モンテッソーリは”平和構築は教育の仕事”と説いたという。その意味を噛み締めながら鑑賞したい。
この短評にはネタバレを含んでいます