半径1メートルの君~上を向いて歩こう~ (2021):映画短評
半径1メートルの君~上を向いて歩こう~ (2021)岡村さんと豆ちゃんの絡みにほっこり
吉本芸人が脚本を手掛けているのが売りだけに、かなり微妙に終わった「YOSHIMOTO DIRECTOR'S 100」と同じ匂いもする8話オムニバス。その予感は的中し、ヨーロッパ企画・上田誠が十八番のタイムスリップものをサラリとやってのける「バックヤードにて」と「半沢直樹」も手掛ける丑尾健太郎がほっこりさせる「本日は、お日柄もよく」の仕上がりが抜きん出ており、餅は餅屋状態。特に後者では愛娘への想いを淡々と語る岡村隆史と、JO1での末っ子キャラを巧く生かした役柄を好演した豆原一成の絡みは興味深く、★おまけ。個人的には、映画をしっかり理解しているガレッジセール・ゴリの脚本作が観たかった!
この短評にはネタバレを含んでいます