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国民の選択 (2021):映画短評

国民の選択 (2021)

2021年3月5日公開 75分

国民の選択
(C) 2021映画「国民の選択」製作委員会
くれい響

私事と考えるためのきっかけ

くれい響 評価: ★★★★★ ★★★★★

“「憲法第九条」版『十二人の怒れる男』”だった宮本正樹監督の前作『第九条』同様、あえてSF設定で「まずは私事として考え、議論することが重要」ということを教えてくれる社会派ドラマ。今回も原発の是非を問う国民投票という、なかなかヘヴィなテーマの主人公に旬のイケメン(キラメイブルーこと、水石亜飛夢)を配するなど、作り手の狙いは間違っていない。原発の歴史や影響力、海外との関係性など、初めて学ぶようなことも多いが、ガチなシチュエーションで、親切丁寧に解説されることから、ときにエンタメというより、教育ビデオを観ている錯覚に陥るのは否めない。

この短評にはネタバレを含んでいます
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