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星空のむこうの国 (2021):映画短評

星空のむこうの国 (2021)

2021年7月16日公開 93分

星空のむこうの国
(C) 2021「星空のむこうの国」製作委員会
くれい響

新たな世代の心も掴むセルフリメイク

くれい響 評価: ★★★★★ ★★★★★

『君の名は。』の公開時に、初公開時に文芸坐ル・ピリエに通ったかつての映画少年から、さまざまな類似点が指摘された「オリジナル版」から35年。小中和哉監督がセルフリメイクしたことに驚きだが、ピアノの旋律が美しいテーマ曲や自転車チェイスのカット割に至るまで、こんな忠実にリメイクしたことに、さらに驚き! さらに、「オリジナル版」では描かれなかった家族(ヒロインの母親は「オリジナル版」の有森也実!)とのエピソードを盛り込み、クライマックスの構成を変えるなど、泣かせ要素がヴァージョンアップ。「いいね!光源氏くん」などでも見られた小中監督の職人技が光る一本に仕上がった。

この短評にはネタバレを含んでいます
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