わんぱく戦争:映画短評
わんぱく戦争もはや、「ハイロー」「東リベ」の原点か!?
米ソ冷戦下における対立で、原水爆のボタンを押すこととボタンを取り合う子どもたちの喧嘩をかけた原題「ボタン戦争」が、絶妙な味わいを醸し出す戦争風刺コメディの名作。「みんなのうた」のほか、「ピンポンパン」ではビッグマンモスも歌っていた有名なテーマ曲から、どこか牧歌的なイメージが強いかもしれないが、秘密基地では酒もタバコもやりまくり。グループ内では共和制や平等が掲げられ、どんどん激化する抗争では、騎馬や戦車(という名のトラクター)までも飛び出す、やりすぎ感に高まる。もはや、「ハイロー」や「東リベ」の原点か!?と思わせるほどのヤバさが続くなど、新たな発見があること間違いなし!
この短評にはネタバレを含んでいます